第8回「山形理事総会」

2019年10月24日から26日まで、第8回理事総会を山形県の税理士法人あさひ会計様にて開催し、全国より約150名の理事会員の先生方にお集まりいただきました。今回の理事総会では、RPA技術の導入やMQ会計など先進的な取り組みをされている税理士法人あさひ会計様の全面的なご協力のもと、事務所経営について講演いただきました。プログラムとしては、代表社員会長の柴田先生、統括代表の田牧先生、その他グループの皆様に『人材採用教育』『MQ会計』『公会計業務の現状と将来性』『RPAの導入』の内容をお話いただきました。また、M&Aの事例発表については、税理士法人三部会計事務所様、株式会社横浜みなとみらいコンサルタンツ様、税理士法人KJグループ様、税理士法人おかやま創研様に発表いただきました。

開会のご挨拶

日本M&A協会 理事長 長崎M&Aセンター 岩永 經世 様
あさひ会計様はRPAなど先進的な取り組みをされている事務所で、特に若い人達が経営者と同じ目線で話すことができるMQ会計の導入はこれからの時代に合った形だと思っております。また、新たなトピックスとして東京プロマーケットの上場審査資格を日本M&Aセンターが得たという事があります。私は常に未来会計を推し進めておりますが、これに合うサービスであると考えます。長崎県内の若手の経営者を集めて東京プロマーケットの勉強会を11月から開催する予定です。日本M&A協会を通じて、皆様方とこの会計業界をもっと盛り上げたいと思っています。とご挨拶頂きました。

ご挨拶

日本M&Aセンター 代表取締役会長 分林 保弘
皆様方のご協力もあり、今期で約1000事務所の加盟になる見込みで御座います。その中でノウハウなどの情報交換を積極的に行い、各々の事務所の経営に活かしていただきたいという趣旨から、今回の理事総会はあさひ会計様に全面的にご協力いただきました。また、今後の会計事務所は2極化していく中で、発展していくには「人材の採用と教育」「業務の自動化」「顧問先の利益アップ」などの課題に取り組む必要性があると考えます。だからこそあさひ会計様の取り組みをご覧になって何かのヒントになればと思っております。と話されました。

経営統合のその後と人材採用・人材教育 MQ会計

税理士法人あさひ会計 代表社員会長 柴田 健一 様
大学新卒採用で内定辞退者が続出し、そこから採用コンサルの利用をはじめ、努力を行った事で、平成25年度以降の新卒採用者は23人で退職者は1人と安定した人材の確保ができました。今の時代、会計事務所の業務として募集するより財務コンサルティングができる事務所で働かないかと募集をかける方が若者に対する印象はいいです。そこで、MQ会計による経営支援やM&Aのコンサルティング業務を導入していることが採用面でもプラスになりました。5回にわたる採用プロセスの中で、MQ会計による4つの損益分岐起点を選考フローに導入するなど、採用側しては求職者の適正がわかり、求職者としては仕事の理解が進むのでミスマッチが防げます。これが離職率の低さにつながったのではないでしょうか。等、ご講演頂きました。

公会計業務の現状と将来性

税理士法人あさひ会計 統括代表社員 田牧 大祐 様
夕張市に実際に足を運び、施設が老朽化しているにも関わらず更新をしていないなど、地方自治体が抱える課題を目の当たりにしました。公益企業の継続性やSDGsなどへの取り組みの難しさなども問題でした。あさひ会計では地方公共団体の複式簿記化の支援、公共施設総合管理計画の策定、施設別行政コスト計算などを実施し、年々地方創生支援業務が増えているのが現状です。また、公会計業務はさらに拡大基調であり、今後の取り組みポイント等をご講演頂きました。

成約事例発表(1)

税理士法人三部会計事務所(福島)代表社員 業務所長 菊地 富二夫 様
社長の体調不良が主な譲渡理由となり、顧問先の建築資材の卸売業と、運送業の隣接県同士のM&Aが過去にありました。両社の評価手法からの株価の考え方の違いや分散した株をまとめることに難航しましたが、M&Aセンターに知恵をお借りしながら、何とか成約まで至ることができました。早めに専門家を巻き込み、社長に寄り添うことが大切だと思います。とご講演頂きました。

成約事例発表(2)

株式会社横浜みなとみらいコンサルタンツ(神奈川) 浅木 真輝 様
私自身(浅木)、M&Aセンターに出向しており、間近で成約する姿を何回もみました。実際に自身の顧問先で関東にて婦人向けアパレルをやっている会社からの譲渡の相談がありました。最終的には関西の衣類卸売業を行う企業にご売却されました。どちらも大企業ではなかったため、遠方で年商が小さい相手を引き合わせるには、M&Aセンターのネットワークがなければ難しかったと思います。また、一度断られましたが、絶対に良い組み合わせであると信念をもって再提案した事が功を奏した。とご講演いただきました。

成約事例発表(3)

税理士法人KJグループ(大阪) 代表社員税理士 久保 篤彦 様
M&Aができる事務所にするため、年2回発行する刊行誌『KJ Press』にM&Aの関連情報を掲載し、日本M&Aセンターの三宅社長との対談や簡易評価などの特集を組むようにしました。そこで、一般的な後継者難だけでなく、後継者はいても引き継ぐことに不安を持つ社長からの相談が増えていき、事務所全体の業務としてM&Aに取り組むことができています。とご講演頂きました。

成約事例発表(4)

税理士法人おかやま創研様(岡山) チーフコンサルタント 菅原 竜也 様
事業承継コンサルティングなどの専門的業務に従事していたこともあり、ご縁があってM&Aセンターへの出向を経験しました。そこで、事務所の体制づくりをするために関与先を年齢・年商・業種などで分析を実施し、監査担当者へのヒアリングからM&Aセンターと関与先への同行訪問に繋げました。また、M&Aセンターのセミナーに合わせた形でM&Aのニーズを発掘するため声掛けをしていきました。その結果、関与先以外からも資産税の相談で来られたことがきっかけで、譲渡相談につながりました。様々な面から顧客との接触頻度を増やす必要性を感じました。とご講演頂きました。

日本M&Aセンター中間報告

日本M&Aセンター コンサルタント戦略営業部部長 金子 義典/齋藤 秀一
日本M&Aセンターの中間報告としまして、会計事務所チャネルの現状と今後の見通しについて、また会計事務所で有効的にご活用いただきたい、M&Aセンターの各種新サービス10種類についてのプレゼンを致しました。

実践MQ会計 目からウロコの経営術

税理士法人あさひ会計 代表社員会長 柴田 健一様
書籍「実践MQ会計」の内容を元に、分かりやすくMQ会計の考え方や理論を解説いただきました。また、後半では先般事務所内で行ったMQ会計プレゼン大会で一位となった所員の方にMQ会計の実践事例を講演いただきました。

ヒトとロボット協働時代

株式会社ASAHI Accounting Robot研究所
CEO 田牧 大祐 様/CTO 佐々木 伸明 様

いままで人間が行ってきたパソコン上でのルーチンワークを、ロボットに代行させることで、業務の効率化や生産性の向上を図れます。田牧CEO曰く、「業務が効率化するのではなく、業務がなくなるイメージ」。実際にあさひ会計内では、運用開始後2,000時間の業務短縮が実現できています。会計事務所として、会計処理や社内業務の補助ソリューションに大きく活用できるため、時間を有効活用し、コンサルティング業務など人にしかできない業務に従事することが可能になってきます。とご講演頂きました。

懇親会の一コマ

皆さんと情報交換を行い、懇親を深める事ができました。前半日程では、税理士法人あさひ会計 代表社員副会長の三澤先生よりご挨拶と乾杯のご発声をいただきました。後半日程では、税理士法人中央総合会計事務所代表社員の中込先生よりいただきました。
ご参加いただきました皆様と記念撮影した後、山形名物の芋煮を楽しみ理事総会が閉幕しました。

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